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コロナ禍出産《番外》切迫早産で緊急入院編〜おまたにオデキができただけなのに〜

妊娠7ヶ月の頃、お股にオデキができました。
1cm弱のしこりが外陰部に現れ、だんだんと痛んで膨らんできます。
妊娠中なこともあって怖くなり猛検索するとバルトリン腺嚢胞という病名がヒットしました。
放っておくと鶏卵大にまでなることがあるそうですが「まだ1cmくらいだし…」と次の検診まで我慢していると、ほんの数日で歩けないほど痛くなりました。急遽産院を受診すると、皮膚科で診察してもらう必要があると言うので診てもらい、ヘルペス等の検査をして結果を待つことに。

その間、産科でNSTを受けていると助産師さんが慌ててやって来ました。

助産師さん

もしかしてずっとお腹張ってる?陰部の痛みの他にお腹も痛くない?

張っている感じは全く無いし、陰部も今は横になっているので痛くないです。

ママ
助産師さん

自覚なしでこの張りはマズいな・・・
張りが頻回すぎるのですぐ入院になるかと思います。
入院後はヘルペス等の感染症でないことが判るまで、シャワー室は使えません。

その後1時間ほどNSTを受けるも張りは変わらず、痛みも自覚なし。
お股が痛かっただけなのに、なんと切迫早産で緊急入院になってしまいました。

切迫早産で突然の入院

出産予定日まで100日をきった翌日に緊急入院。昨日まではハッピーだったのに。
切迫早産と診断されると「その危機が回避されるまで」「回避できなければ生産期に入るまで」入院になります。子宮頸管が短くなる方や、私のように頻回な張りで陣痛を引き起こす恐れのある場合など、原因は様々です。

こう言うこともあるのは分かっていたけど、突然入院し絶対安静と言われ、いつ退院できるかもわからず、コロナ禍で面会禁止。妊娠中の不安定な気持ちの中、心のダメージは大きかったです。すぐに張りが収まるようなら、3〜4日で退院できるかもしれないと言うことだけが希望でした。

そんな中では、医師や助産師さんからの何気ない一言で落ち込んだりしました。一つ忘れられないのは皮膚科で次回予定を相談したときのこと。

皮膚科医

再診は3日後にしましょう。どうせ退院はできていないでしょうし。

と言われてしまい、病棟に戻る車椅子の上で涙が止まりませんでした。
悪気はないんでしょうが、デリケートな状態なので言葉には気を遣って欲しかったですね。

バルトリン腺嚢胞 自壊

お股のオデキは感染症ではなく、バルトリン腺嚢胞と診断されました。入院3日目頃いつの間にか破裂したようで、ナプキンに自然排出された膿を確認。切開なんてことにならずラッキーです。

実は数年前にも同じ症状があり、その時は消毒した針を自分で刺し(絶対ダメ)膿を絞り出しました。そして2回目の妊娠をした時も同じ症状に。合計3回もなっていることになりますが、うち2回は妊娠中ということで、免疫が下がっているとどれだけ清潔にしていても詰まりやすいのかもしれません。

切迫早産 危機回避

入院3日程でオデキが自壊し痛みが引いたおかげか、張りも落ち着き1週間で退院することができました。オデキにちょっと針刺してもらって帰るはずがとんでもない事になりましたが、子どもに何事もなくて良かったです。

まとめ

バルトリン腺嚢胞の原因菌によっては妊娠中は流産・早産につながることもあるようです。「お股のオデキが大きくなっている!」と思ったら恥ずかしがらずに、まずはかかりつけの産院を受診しましょう。大きくなると歩くのも苦痛、トイレで拭くのも毎回ビビります。腫れが酷い状態なら膿を抜いてもらうだけでも随分と楽になりますよ。お大事に!

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