授乳に苦戦しつつ毎日を何とかやりすごし、いよいよ明日は退院!という日の朝(生後4日)。
「黄疸の数値を図らせて」と助産師さんに言われた。母乳を与えている子は少なからず肌が黄色くなるけど、この数値が適正値を超えると治療が必要。
この時の適正値は0.4〜1.5mg/dl。ムスコはというと…
20.4mg/dl!!!誰が見てもコレは…という黄色さだったもんね。
ちなみに生後2日目にはすでに黄色くなってました。
お昼前、小児科の先生がやってきて「今から光線治療を開始して、明日朝の再検査で数値が下がっていれば予定通り退院できるけど、たぶん難しいと思う」と告げられる。カプセルのようなものに入り、特殊な光線(人工的な日光みたいなもの)を当てて治療していくんだそう。この日サロみたいなのについて後に写真を載せています。
アイーンしとる。生後4日、黄疸ピーク時。黄色通り越してオレンジ❤︎
我が子に面会禁止?どうする?
ここで出てくる面会禁止問題。コロナ渦なので、一度退院したらもうムスコのいるこの部屋には入れない。私は明日退院だけど、ムスコは明日以降も入院予定。先生には「生後間もない子を置いて退院されるのはちょっと…ねえ」と言われた。
そんでもって、ムスコがいるのは小児科ではなく産婦人科病棟。今日まで私がこの個室に入院しているから、一緒にいられるようにこのでっかい日焼けマシンみたいなのを「わざわざ」部屋に入れてくれたのだ。ムスコ置いて退院もできるけど、言いたいことわかるよね?ね??ということ。
要は「明日以降も付き添い入院せよ。この部屋はムスコの部屋になるから個室代はかかるがな!!フハハハh」ということ。2泊で大体3万円くらいと言われ「はひい。。」と承諾。ムスコのため、授乳もやめたくないし、必要出費だ!と割り切った。
光線治療の様子 生後4日 お昼からカプセルに
機械の中は37度くらい。助産師さんは「お腹の中にいるみたいで、実は赤ちゃんは心地いいんだよ」と話していたけど、37度の中にいるなんて想像しただけで滝汗じゃないですか。見た目は痛々しいし、かわいそうでたまらない。
おむつは機械に手を入れて交換し、授乳は機械から出して短時間で済ませる。我が子を抱ける貴重な時間、申し訳なさでいっぱいで、泣きながら授乳した。
光線は目に悪いので赤ちゃんは目隠し必須。専用のアイマスクがある病院もあるみたいだけど、ここではアイテープ(シールタイプのガーゼみたいなやつ)のみ。
おいおい、大丈夫かこんなんで!と思ってたら不安が的中。めっちゃ剥がれるやないか!!赤ちゃんてお顔すごい触るし目も普通に開いてるし、テープに隙間ができるたびナースコール。我慢できなくなって固定テープの追加をお願いしたけど、これは勇気出して言って良かった。テープが剥がれるのが不安で不安で一秒も休まらないからね。
光線治療の様子 生後5日 ちょっと白くなった
一夜明け、出てきた息子はちょっと白いぞ!!でも出てしばらくするとまた黄色くなるって感じ。先生の予想通り、翌朝の検査結果は13.1mg/dl、入院決定。こんなに頑張ってくれているのに、母ちゃんなにもできなくてごめんよ。こんなときも助産師さんは優しく「赤ちゃんはまったく苦しくないから安心してね!沢山の赤ちゃんが経験することで、決してお母さんのせいではないからね」と声をかけてくれて。せっかく泣き止んだのに、優しくされるとまた泣く。
夜も煌々と青く光ってるし、心配だしで寝れない、でも腹は減る…
この日から私は退院扱いで食事が出ないので、オットに頼んで着替えに忍ばせ持ってきてもらいました。
光線治療の様子 生後6日 まだちょっと黄色い
朝に採血したときはまだ黄色かったけど、2日前より随分ましに。お昼前に出た結果は2日間の治療の甲斐あり適正値内に!ようやく我が家へ帰れることになった。
そうと決まれば退院準備を…と思って時計を見ると11時。あと1時間で部屋を出なくては部屋代がかかってしまう!喜びも束の間、急いで主人へ連絡し、車を要請。突然の退院with新生児となるとバッタバタです。院内では肌着で過ごしていたムスコ、自前の肌着と服の着せ方がわからん。細くて折れてしまいそうな腕を小さな服に通すのは一苦労だった。
あと、退院する時に「おくるみ」が要るって言うじゃないですか。その意味がわからなくて「抱っこすればいいんでしょ?いらなくない?」と思ってて。そしたら赤ちゃん、想像以上にフニャフニャ。外めちゃくちゃ寒い。おくるみ必要だった。ごめん、母ちゃんのモコモコカーディガンで我慢してな…
病院に到着したオット、ナースステーションで念願の初抱っこ。どれだけ会いたかったか…あの嬉しそうな顔、忘れられないなあ。
で、無事退院できたムスコです。退院後もほんのり黄色かったですが、新生児ってみんなこんな感じみたいです。退院が延期になり落ち込む私の為に、オットが周りの子持ちに聞いてくれたところ、ウチも黄疸で退院延期だったよ!と言う人が意外に多く驚きました。しかしどれだけ多かろうと「ママのせいじゃ無いよ」と言われても、産後は気持ちが追いつかず落ち込みます。けどそれは、それだけ我が子をを大切に想っているから。生まれて早々いっしょに困難を乗り越えたあとは、早くも親子の絆がぐっと深ままりました。今では、ムスコのおかげで良い経験をさせてもらったと感じています。
「退院時におくるみ無くて焦ったわww」と母・妹に話すと「は??!!なんで買わなかったの??」と言われてしまい、出産祝いでプレゼントしてもらいました。それがとても使い勝手が良く、ミルクの吐き戻しがある時にも吸水性・速乾性がありとってもおすすめだったのでシェアします。
これでキュッとお雛巻きにすると、よく眠ってくれました。